猫の膀胱炎手術

去年はカイトが膀胱炎、膀胱アトニーになって病院通いの日が続きましたが、手術によってなんとか回復しました。

膀胱炎の経緯

ある日カイトがニャーニャーと無駄泣きし出しました。

発情期か何かかなとしばし放っておいたんですが、翌日にはソファの下でじっとうずくまってしまいました。

以前に飼っていた猫が膀胱炎になり、その時は血尿がでたので、分かりやすかったんですが、今回は血尿なしでいきなりつまってしまったため、病院に連れていくのが遅れてしまいました。

膀胱アトニーに

最初の発見が遅れた為、膀胱に尿が溜まりすぎて、膀胱の収縮力が弱まる膀胱アトニーになってしまいました。

また、腎臓の数値も悪くなっていました。

こちらの方は大事には至りませんでしたが、腎臓は一度悪くなるとなかなか回復しないそうで焦りました。

膀胱炎、膀胱アトニーの治療でカテーテルを尿道にさしっぱなしで3泊ほど入院しました。
カテーテルで尿を出しっぱなしにしつつ、点滴で膀胱を収縮させる薬をいれてもらったところ、なんとか自力でおしっこできるようになり、一旦退院することができました。

繰り返す膀胱炎

退院から数日たつと、またソファーの下でうずまっていました。

急いで病院につれていくと、またおしっこが詰まっているとの事。

再度カテーテルでおしっこを抜いてもらいました。

しかし、その後もつまっては、カテーテルの繰り返しで、一向になおる気配がありません。

夜中に救急病院に駆け込んだり、この期間は精神的にも肉体的にも、また金銭的にも負担が大きかったです。

膀胱炎の手術

一ヶ月ほど様子をみたのですが、回復しなさそうだということで、手術に践みきることになりました。

手術は何通りかあるそうで、肛門の下あたりに穴を開けて新たな尿道を作るというのと、オスの棒の部分を皮だけ残して切って皮の部分を埋め込むと言うような方法があり、棒の部分を切るという方法で行うとの事でした。

どちらも想像しただけで痛そうですが、それで健康になるのならと、藁にもすがる思いでした。

手術は無事成功し、数日入院後におしっこしていることを確認して帰宅しました。

膀胱炎と膀胱アトニーの完治

術後はかなり痛そうで、家に帰ってからもじっと我慢してるような状態でした。

しばらくは餌も食べない、水も飲まないような状態だったので、柔らかい餌を人間が口に入れたり、スポイトで水をあげていました。

膀胱炎や膀胱アトニーの薬も飲ませなくてはいけなかったので、かなり大変で、カイトはこの時は完全に人間不振になっていました。

その後1,2カ月かけて徐々にもとに戻っていきました。

早いものであのどたばたから10カ月ほどたちますが、現在は何事もなかったかのように元気です。

なかなか、大変な手術だし、お金もかかるし、どうしようかと悩んだこともありましたが、

手術をしておいて本当に良かったと思います。

ちなみに病院に通ってた代金や手術含めて総額40万円ぐらいはかかっています。

後遺症などもなく、また元気に動き回る姿が見れたので、あの時の選択は間違ってなかったなと思いました。